お客様から、
「Lenovoのノートパソコンの動作が重い、もっと早くすることはできないか?」
とのご相談です。
CPUはCeleron B815 1.6GHz 2コア2スレッドが使われていて、Windows7 32bitのビジネス用という設定です。
メモリは工場出荷時は「2GB」ですが、「4GB」に増量されています。
電源を入れてみると、うーん、起動して安定するまでに4分かかります。
各アプリの動作も緩慢です。
ご自分でWindows7→10へアップグレードされてます。
起動を速くするだけなら、HDD→SSDorSSHDですが、総合的な処理能力を勘案すると、CPUを上位機種の「Core i5」に交換し、SSDへ換装することで、飛躍的な能力向上が期待できます。
Celeron-B815と互換性のあるCore i5は「Core i5-2540M 3.30GHz」ですね。
クロック数だけでも2倍です。
幸い、中古のCore i5-2540Mを入手できました。
早速交換です。
下の写真が、取り外した「Celeron-B815」です。
Lenovoは点検清掃がしやすい構造ですね。
「Core i5-2540M」の写真は取り忘れました(>_<)
(見た目はほとんど一緒です。)
交換後、BIOSでCPUを認識していることを確認すると、問題なく認識しています。
(BIOSで「マルチスレッドを使用する設定」を忘れずに!)
この後、起動したのですが、きちんと動作させるまで、結構、苦労しました。
Windows10は「重大な変更(CPUやマザーボード交換等)」があると、いろいろと設定を変更する必要があります。
重大な変更を行う場合は、「Microsoftアカウント」でログイン処理を行ってからの方がスムーズに進行します。
SSDへ換装してから交換する方が良かったかも…。
調整(デバイスドライバの更新等)が終わり、SSDへクローンして交換します。
SSDは「Transcend SSD220S 240GB」TLC仕様です。
交換後、何度か再起動を行いシステムが安定したところで、一旦電源を落とし、再度電源を入れて、起動時間を計ってますと、
なんと、4分かかっていたのが18秒で起動します(^_^)v
起動後、すぐに操作することができます。
さすがSSDです。今回はCPUも交換しましたので、相乗効果が出たようです。
CPUの交換はメーカー保証対象外となります。
もちろん、当店で交換する場合は、責任を持って行います。
パソコンの速度を向上させたい方、ご相談ください。
今回の修理代金は、以下のとおりです。
CPU代金 : 3,500円
SSD代金(240GB) : 10,000円(現在は500GBになります)
交換及び調整作業 : 15,000円
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計 : 28,000円