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ClevoW270HS(UnitCom)SSD換装及びWindowsシステム修復作業

お客様から、
「パソコンの動作が遅い、買った店に相談に行ったが『この機種は、こんなものですよ』と言われた。納得できないので、一度診て欲しい。」
とのご相談でお持ち込みです。

ClevoW270HS|UnitCom BTOノート|パソコン修理山口

UnitComが発売した高性能ノートパソコン、ClevoW270HSです。

CPU:Core i7-2670QM(4コア8スレッド)2.20GHz~3.10GHz
メモリ:8GB搭載
ディスプレイ:17.3インチ
HDD:SAMSUN HN-M500MBB
ビデオチップ:Geforce

発売当時としては、かなりの高性能ノートです。

17.3インチの大画面を採用しているところから「ゲーミングノート」という位置づけになるかと思います。

ご自分でWindows7からWindows10へアップグレードされたとのこと。

早速、電源を入れてみますと…、

確かに「遅い」です。「もっさり」としています。

これだけの高性能マシンです。
もっと、きびきび起動するはずですが…。

起動速度改善にはHDDをSSDに換装するのが一番です。

最近はSSDの価格も下がってきましたので、お客様にお勧めし、了解を得ました。

HDD状況|パソコン修理山口

まず、HDDの状況を診断します。

写真を失敗しましたが、「使用時間は643時間」で、その他、特に異常は見つかりません。
「SATA300規格」ですね。
マザーボードは「SATA600規格」に対応しているはずですので、HDDが全体の足を引っ張っているようです。

やはり、SSDに換装するのが一番のようです。

SSDとHDD|パソコン修理山口

左がSSD:Transcend製TS480GSSD220S 480GB TLC SATA600規格です。

右がオリジナルのHDD:SAMSUN製HM-M500MBB 500GB SATA300規格です。

SSDは、なんと言ってもその「高速性」が魅力です。

容量が気持ち小さいので、パーティションを調整してSSD用にクローン作成作業を行います。

なお、取り外したオリジナルのHDDは「外付けケース」に入れて再利用します。

 

クローン作成状況|パソコン修理山口

クローン作成状況|パソコン修理山口

クローン作成中に「エラー」が発生しましたが、オリジナルのHDDにチェックディスクを実行することで回避できました。

再度クローン作成作業を行うと、今度は問題なく終了。

入れ替えて起動させると、約20秒で起動!

やはりCore i7+SSDは「早い」ですね。

SSDの状況を確認すると、予想どおりマザ-ボードもSATA600に対応しています。

これなら、SSDの性能をフルに発揮できますね。

SSD状況|パソコン修理山口

起動してしばらくすると「System needs to be restarted again.Make sure all driver is installed.」と表示されます。

いくつかのドライバーがインストールされていないようですね。

Windows10へアップグレード後、ドライバーが「Windows10用」になっていない場合、このような表示が出ます。

ちなみに、再起動を要求していますが、再起動しても改善はされません。

アップグレードに多いのが「USB3.0ドライバー」の未更新です。

インストール済みプログラム状況|パソコン修理山口

デバイス状況|パソコン修理山口

インストール履歴に「TI USB 3.0 Host Controll Driver」が見つかりました。

これは、明らかに「Windows7用」のドライバソフトです。

まず、ドライバソフトをアンインストールして、デバイスマネージャーから「USB3.0ドライバー」も削除し、再起動を行うと解決できました。

これ以外にも、いくつか未更新のドライバーが見つかりましたので、全て「Windows10用」に更新しました。

念のため再起動し、アップデートの確認を行います。

Windows10アップデート状況|パソコン修理山口

いくつかの更新プログラムをインストールした後、「アニバーサリーアップデート」が始まりました。

無事にアップデートできれば良いのですが…。

万一、不具合が出た場合は、「回復」でもとの状態に戻すことができます。

Windows10バージョン情報|分解状況|パソコン修理山口

無事にアップデートが終了しました。最新バージョンになっています。

さて、あれこれと、システムファイルをいじりましたので、SSD内のファイルが「断片化」しているはずです。

SSD使用に必須のソフト「Defraggler」を使って診断します。

SSDデフラグ状況|パソコン修理山口

予想どおり「断片化が30%を超え」ています。

デフラグはSSDの寿命を縮めますので、使用は最小限度に。

30%を超えていたら実行すると速度が向上します。

今回は「480GB」とSSDとしては容量が大きかったこともあり、10時間かかりました。

これで、完了です。

唯一、気になったのは容量の約7割を使用していることです。
HDDもSSDも全容量の6割を超えて使用すると、動作速度が低下します。
外付けHDDに不要不急のデータを移行する必要がありますね。

あとは、お客様の環境に合わせた設定(無線LAN及びプリンタ等)をする必要がありますので、納品時に行います。

 

ご依頼いただき、ありがとうございましたm(._.)m


今回の修理代金は、以下のとおりです。

SSD(480GB)      :17,000円

交換作業           : 4,000円

外付けHDDケース      : 3,000円

Windowsシステム修復作業: 4,000円

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        計        :28,000円

 

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店主あいさつ|パソコン修理山口

店主:植木 友晴

私が訪問診断いたします。
親切・丁寧な対応をモットーとしております。
お気軽にご相談ください。


古物商許可証
第7411210004999号
山口県公安委員会

適格請求書発行事業者
登録番号:T4810052036815
令和5年10月1日