お客様からご相談。
「古い東芝のノートパソコンですが、XPのサポートも終了し、このまま使い続けるのは危険と聞きました。Windows7にアップグレードできるものならお願いしたい、無理なら中古パソコン手配を。」
と。
Toshiba dynabook AX840LSです。
CPU:Celeron M370 1.5GHzの入門機ですね。
買い換える費用を考えるとアップグレードの方が安いので、早速お預かりして診断を…。
まずは、「Windowsアップグレードアシスタンス」で診断します。
ふむ、CPUはCeleronM 370 1.5GHz、メモリは512MB、HDDは80GBですか…。
CPUが少し非力ですが、メモリを最大搭載量の2GB(1GB×2)に、HDDを160GBにすれば、そこそこのマシンになりますね。
部品が届きましたので、早速、取りかかります。
写真がピンぼけで恐縮ですが、インストール作業は順調です。
アップグレードに際して、東芝のノートパソコンに限らず、メーカー製のパソコンのデバイスドライバは、事前に用意しておく必要があります。
幸い、この機種は「WindowsXPからVistaへのアップグレード対象機種」でしたので、Vistaのドライバが東芝のHPから入手できます。
Windows7にはVistaのドライバが、結構すんなり使えますので、この機種も試してみます。
うーん、ディスプレイドライバ(ATi)だけが組めません、「Windows標準のアダプタ」となってしまいます。
当然、「エクスペリエンス インデックス」の数値も低いまま(1.0)です。
これでは、動作が遅くてストレスがたまります。
いろいろと調べてみますと、なんと、手動でファイル指定する方法が見つかりました。
Windows7らしからぬインストール方法ですが、仕方がありません。
デバイスマネージャーからドライバの更新を開いて、手動でファイルを選択します。
なるほど、うまく行ったようで、「エクスペリエンス インデックス」の数値が2.2になりました。
あとは、ウィルス対策ソフトをインストールすれば完成です。
今回も「AVG(AntiVirusFREE)」を使います。
このソフトは無料なのですが、初回だけレジストリのチェックができます。
なにもインストールしていなくても、結構、不具合があるものです。
オススメです。
ストレステストを行って、無事完了。
お客様にお渡ししました。
「こんなに古い機種でもWindows7が使えるんですね。」と喜んでいただきました。
こちらこそ、ご依頼いただき、ありがとうございましたm(._.)m
アップグレード費用は以下のとおりです。
OS代(Windows7 32bit):10,000円
メモリ代: 2,000円
HDD代: 3,000円
インストール手数料(ドライバソフト含む)
:10,000円
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計 25,000円